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菊村到の同名小説を、三村晴彦が脚色「太陽を抱く女」の番匠義彰が監督した青春もの。撮影は「続道場破り 問答無用」の太田喜晴。
ストーリー
新庄まゆみと三石潔は、多くの恋人達と同じように、デイトを楽しみ、時には、愛を確め合うという、極く平凡な恋人同士だ。三石は、仏文を専攻する学者肌の青年だが、まゆみの新鮮な肉体に対しては、常に戦闘的、攻撃的であった。そんな三石を、まゆみは潔癖さと、未知への恐れとが入り交った感情で、うけいれることができなかった。三石は、その不満を、年上のユキ子によって慰めていた。まゆみの勤めるデザイン研究所の古木の妻、茂登子は、そんな彼女の考え方を不自然だと忠告した。まゆみは、態度で否定しながらもそんな茂登子の言葉を、心の中で、理解していた。やがて、三石とまゆみは、結ばれた。それは、みずみずしく、感動的でさえあった。まゆみの父新庄豊は会社の重役であったが、妻のエイとの間は、不仲でバーのホステス照美を愛人にもっていた。豊には、エイが同郷の男と間違いを起し、まゆみという子供を生んだのを、許すことができなかったのだ。自分の出生の秘密と、父の情事を知ったまゆみは、房総の海辺に、実父を訪ねたが、そこで、まゆみは自分の身体の変調を知った。妊娠したまゆみの最大のショックは、三石と、ユキ子の関係であった。「三石のように汚れて、私も対等になろう」憎く憎くしく、三石に、そうたたきつけると、みゆきは、夜の街に出た。だが怒りと絶望からプレイボーイ屋沢を求めてみたものの、みゆきは、自分を捨てきることが出来なかった。明け方、疲れきったみゆきは、三石の許へ帰って来た。「私、堕落できなかった……」美しい涙が、二人の頬を濡らした。
仕様
その他
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