日本映画情報システムは、日本映画情報(1896年~2022年07月劇場公開の日本映画作品(映倫審査作品)に関する情報)を検索することが可能です。
◎こんな方は・・・
・タイトル、出演者、スタッフなど複数のキーワードに当てはまる検索結果を出したい
・複数ある検索結果を公開年順、配給会社別などに並べ替えたい
⇒【詳細検索】をご利用ください
◎検索について詳しく知りたい方は「検索システムの使い方」をご覧ください。
複数の条件を指定して、 検索するページです。
「イチかバチか」の菊島隆三のオリジナル・シナリオを、「温泉芸者」の富本壮吉が監督した愛情ドラマ。撮影もコンビの小原譲治。
出演者
ストーリー
大阪北の新地にあるバー「シャトオ」のマダム生田敏子は、女盛りでありながら浮いた噂もなく、艶麗で客あしらいも巧みだ。大阪一の高級バー「うつみ」のマダム理恵にのれんを分けてもらったのだが、マダム仲間から嫉妬と反感を買うほど店は繁昌していた。口説きたがる客に隙を見せぬ敏子にも、秘密の行動があった。深夜の航空便で東京へ飛び、葉山のホテルで密会を続けていたのだ。相手は尾関といい、外国から一流タレントを招いて興行するプロモーターである。敏子はその現代的な仕事に打ち込む尾関のたくましさに魅せられていたが、仕事オンリーの態度に、ふっと淋しさを感じることもあった。一人で過す休日の味気なさを紛らそうと、敏子が場末の映画館に入ると、意外にもマダム理恵に会った。権勢をはこる「うつぼ」のマダムにも、こんな侘しい女らしさがあったのか。ある日、敏子は刑事たちの調べをうけた。店の洋酒がニセモノだという投書があったのだ。敏子は潔白を証明するため、尾関との情事も告白せねばならなかった。事件はジャーナリズムの好餌となり、客足はみるみる落ちた。一方、尾関も契約したタレントの来日が不能になって莫大な損失を蒙った。敏子が大阪を諦め、東京で開店しようとして用意した三百万の金を預っていた尾関は、せっぱつまってそれに手をつけた。事業にいのちをかける男の立場も判るのだったが、敏子の受けた傷は大きかった。敏子は別離のときが来たのを知った。
仕様
その他
Copyright© 2014 文化庁 All rights reserved.