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菊田一夫原作を国弘威雄が脚色、「いつでも夢を」の野村孝が監督した歌謡活劇。撮影は「俺の背中に陽が当る」の高村倉太郎。
ストーリー
ここは横浜港、船の荷役を牛耳る野上組はいま得意の絶頂にあった。商売仇の岡部組が作業員らの暴動とそれに捲き込まれた女性の死で手入れを受け、壊滅したからだ。事件につき話があるとボスの野上に西脇と名乗る男が会見を申し込んだ。殺気立つ乾分たちの前に、西脇は遠い過去を呼び返していた。--二年前、西脇は神戸一の貝塚組幹部で羽振りをきかせていた。ある日、彼は喫茶店でオルガンを弾くみち子を知り、その清純な美しさに惹かれた。みち子の固い心も次第にほぐれ、苛酷な代償を求めた貝塚も強固な愛に我を祈り、二人は結婚した。横浜へやって来た二人は貧しいながら幸福な日々を送り、みち子の胎内には新しい生命が育っていた。作業員たちが岡部組と一揉めし乾分のぶっ放した弾丸が、折から西脇を迎えに来ていたみち子の腹を貫いた--だが、西脇は野上の奸計を見抜いていた。作業員たちを煽って騒ぎをおこし、みち子を手下に撃たせて罪をなすりつけ、岡部組の息の根を止めたのだ。数刻後、事務所の中は凄惨な銃撃戦が展開され、西脇は野上を倒した。西脇もまた背中にナイフをつきたてられ、みち子の名を呼びながら息絶えた。
仕様
その他
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