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週刊誌に連載された獅子文六「七時間半」の映画化。「続サラリーマン忠臣蔵」の笠原良三が脚色し、「縞の背広の親分衆」の川島雄三が監督した。撮影は「河内風土記 おいろけ説法」の遠藤精一。
出演者
ストーリー
特急“こだま”は十二時半に東京駅を出発する。食堂車ガールのサヨ子とコック助手喜一は恋愛中だ。サヨ子の夢は、喜一と父が昔やっていたアイノコ弁当屋を大阪で開くことだった。が、喜一には東京の一流ホテルのコックになりたい夢があった。サヨ子に返事を大阪に着くまでにすることになっていた。サヨ子は、元華族のスチュワーデスの今出川有女子が喜一に時々ささやきかけるのが気になっていた。真先に乗りこんだのは、げんと息子の恭雄。げんはサヨ子が気に入り恭雄の嫁にと思っている。だが、恭雄は有女子に参ってしまった。有女子は五号車の客岸和田がレストランを出してくれるというので、喜一にコックになってくれるよう交渉中。その実業家岸和田の隣りに、太股もあらわな中国服の女が坐った。伊藤ヤエ子である。岸和田は上機嫌だった。食堂車には、酔いどれ老人が、列車に乗っている政界の黒幕を狙って殺し屋が時限爆弾をしかけていると放言していた。名古屋でこの老人が降りてから、車内は列車爆破の噂で不安な空気に包まれた。有女子のレストランの話は、ヤエ子の出現で駄目になった。爆破の噂は、捜査の結果まったくのデマと分った。その時、公安官に追われて殺し屋スタイルの下谷と上野が食堂車に逃げこんできた。喜一は二人を叩きのめした。京都駅で、サヨ子をあきらめたげんと恭雄が降りた。ヤエ子が捕えられた。彼女がスリとった岸和田の財布を、下谷と上野が持っていたのだ。九分遅れて“こだま”は大阪駅へ到着した。喜一はサヨ子とアイノコ弁当屋を開く決心をした。
仕様
その他
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