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小林桂三郎の脚本を、「美しき別れの歌」の森永健次郎が監督した歌謡映画。撮影も「美しき別れの歌」の山崎安一郎。
ストーリー
浅草六区にある小料理店“おくやま”で働く板前の信夫は明るい青年だった。三年前、店の主人常吉に連れられて来た信夫は、一人前になり、今では調理場をまかされていた。常吉の娘京子とは恋仲だった。アパートでは、三味線流しの栄子、葉子の双児姉妹から兄のように慕われた。信夫は戦災孤児だった。二人の仲を知らない常吉は、京子の結婚相手に、根岸の料亭の二男を決めていた。たまたま新聞を見た信夫は顔をこわばらせた。銀行強盗をした柏木が都内に潜入しているというのだった。京子に呼び出された信夫がデパートの屋上で待っていると、柏木の情婦ルミが呼びとめ、信夫を柏木の許につれて行った。--戦災孤児の信夫は盛り場をうろつくうち、指先の器用さから金庫のダイヤル合わせを覚え、検挙されて少年院に送られた。それまで何回か、危い所を救ったのが柏木だった。柏木は昔の恩返しに、信夫にもう一度指先を借してくれと頼んだ。しかし堅気になった信夫の決心は堅く、断った。翌日から柏木のいやがらせが始まった。京子の身の危険を知った信夫は、柏木の頼みを聞き、常吉に店をやめると申し出た。怒った常吉は京子に信夫の前歴を打ち明けたが、京子の愛情は強かった。京子は信夫をさがしに出た。その頃、あるビルに忍び込んだ柏木とその乾分、そして信夫が大金庫の前に立っていた。開けるとみせかけて柏木の拳銃を奪った信夫は、非常ベルに手をかけた。しかし柏木は、いつの間にか京子の体をかかえていた。突然非常ベルが鳴り、パトロールのサイレンが轟いた。京子をつけて来た栄子と葉子のお手柄だった。かけつけた常吉は、信夫と京子の肩を抱いて嬉しそうだった。
仕様
その他
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