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中村八朗の原作を、「曲馬団の娘」の植草圭之助が脚色、「白い悪魔」の斎藤武市が監督、「美しい庵主さん」の姫田真佐久が撮影した青春篇。主演は「陽のあたる坂道(1958)」の“午前七時コンビ”川地民夫と芦川いづみ、それに白木マリ、中原早苗、小高雄二、宇野重吉らが出演する。
出演者
ストーリー
湖のある町の高校生桃子は、同級生南条靖と親しくなった。ある日、桃子が湖に病院長令嬢恵美と遊びに行き、その同性愛を拒んだため、ひとり湖の島に取り残されたとき、靖がボートで救ってくれたのだ。桃子の家は経済的に苦しく、大学進学をあきらめろと父から云われるが、靖は厳しい父の監視を受けながら、受験勉強を続けた。恵美は若い医師三樹と遊び呆けていた。三樹は恵美の若い母順子をも狙っていた。夏休みに、靖と桃子は湖畔ホテルでアルバイトを始めた。ある夜、二人の唇は思わず触れ合った。桃子が盲腸炎になり、三樹の手術を受けた。靖の輸血で、日に日に快方へ向った。しかし、輸血が靖からと知らぬ桃子は他人の血が体に入ったことに不潔感を覚えた。三樹は桃子を犯そうとしたが、恵美が助けた。退院した桃子は靖を湖畔で待ったが、靖は試験勉強で抜けられなかった。後をつけた三樹が桃子をボートにさそった。桃子は一且乗りこんだが、三樹から輸血が靖と知らされると、そのまま水中へ飛びこんだのである。恵美は三樹をとられたと思い、靖に桃子を中傷した。桃子があやまっても、靖は疑った。彼女は三樹の口から潔白を証明してもらおうと、彼の医室へ行った。が、三樹はいきなり彼女に襲いかかった。桃子はそこにあったメスで無意識のうちに彼を刺した。彼の口から翌朝の新聞にとんでもない記事が出た。“四角関係の悲劇……”云々。靖の父は桃子の父にどなりこんだ。しかし、靖の母は桃子を信じていた。靖と桃子には誰も彼らを信じてくれぬように思われた。山へ行って死のう。その夜、二人は妙高山項をめざした。同じ頃、病院長秀樹が妻と三樹の密会を発見し、三樹の悪事がバレた。桃子の潔白が証明されたのである。靖と桃子は頂上で日の出に会い、日本海を見ると死ぬ気はなくなった。強く生きようと、二人は唇を合わせた。そこに、輝やく若さが生き生きと動きはじめていた。
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