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獅子文六の原作『信子』より「馬賊芸者」の島耕二が脚色、「母千草」の鈴木重吉が監督に当り、同じく中川芳久が撮影する。音楽は「消えた中隊」の大森盛太郎。出演者は「新しき天」のコンビ南田洋子(春の渦巻)と林成年を中心に、「螢の光」の市川和子、「川のある下町の話」の川上康子、町田博子、信欣三などである。
出演者
ストーリー
壮大な雪山の故郷を後に、小宮山信子は許婚者五郎に送られて、人生修業のために東京へ向うのであった。新橋で巴家という芸者屋の女将をしている伯母お桂の家に落着いた信子は、ここに下宿して大都女学院の体操教師として第一歩を踏み出すことになった。信子は校主の細川のところへ挨拶に行ったが、その封建的な威張った態度にすっかり憤慨し、その上一人娘の頴子にまでも馬鹿にされるのだった。以後負けん気の信子はことごとに頴子と渡り合うが、相手が校主の娘ということで他の先生からも圧迫を受けた。だが唯一人宇垣校長だけは信子の味方であった。お桂の家にいる下地っ子の久子が大の信子ファンで、信子が忘れたお弁当を持って学校へ行くが、校庭で生徒を前に逆立ちしている信子を見て、思わず一緒に来た芸者駒勇と拍手を送ってしまい、生徒達の注視を集めてしまった。やがてそれは学校中の話題となり、教師が芸者屋から通うのは不都合だということで、学校の寮の舎監にさせられてしまった。ところが第一日目の夜、床についた信子の部屋に突然奇妙な声と共に怪しい黒影がひそんだのである。勇を鼓した信子が廊下に飛び出した途端、誰が仕掛けたのか水を浴びせられてしまった。憤慨して生徒を調べたが分らず、翌日から徹夜で番をして遂に再び侵入して来た黒影を捕えると、それは見知らぬ若い男であった。信子はこの武勇伝で一躍有名になったが、この賊の盗品の中から頴子のロケットが出て来たことから信子と頼子はまたまた対立した。校主の細川は娘のために信子の辞職を要求したが、PTA大会に於ける宇垣校長の弁護と、お桂が保坂教頭とPTA会長の陰謀とを暴露したこととで信子の勝ちに終った。だが信子は五郎と結婚すべく自ら学校を止めて故郷へ旅立ち、彼女になついた生徒達は信子を見送るのであった。
仕様
その他
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