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原作・脚色は「銀座カンカン娘」(中田晴康と協同)「エノケンのとび助冒険旅行」の山本嘉次郎で脚色には高柳春雄が協同している。監督は「地獄の貴婦人」「ホームラン狂時代」の小田基義で、キャメラは「不良少女(1949)」の玉井正夫が担当する。主演は「透明人間現わる」の水之江滝子と「恋愛三羽烏」「今宵別れて」の月丘夢路で、それに「石中先生行状記(1950)」の渡辺篤、「愛染草」の暁テル子、「エノケン・笠置の極楽夫婦」の横尾泥海男らが出演する。
ストーリー
金の落葉がヒラヒラと牧童蝶太郎と牧場主の孫娘ハルミちゃんの肩に散っている。ハルミちゃんは東京にいるというお母さんにあいたくて、権兵衛爺さんと蝶太郎のとこからとび出した。権兵衛さんはどなる、蝶太郎は悲しくて、ハルミちゃんをさがしに山へ入る。--ワラ小屋の中に三人の男。そして蝶太郎を迎えに来たという。三人の男はポンガリヤ国の総理、陸軍海軍の各大臣で蝶太郎こそはポンガリヤ国の英雄チョンタァだという。蝶太郎はポンガリヤ国のまぼろし御殿へつれ帰られた。カチカチ大王はたった一人の姫が都会にあこがれて家出したから勇士チョンタァにつれもどしの大役をおおせつける。もし無事につれ帰れば二人は結婚してチョンタァはポンガリヤ国の王位をつげるのだ。ハルミ姫はハルミちゃんに瓜二つ、チョンタァは勇んで姫つれもどしに出かける。王様からのいただきもの原子ラジオをもって……。さてチョンタァは都会のホテル・ド・ポランチャランにいる姫のところへ来たが、この姫をひそかに恋し、王国の乗取りを企む侍従長ブラックポンポンと腹心の女スパイ、マタパリに妨害される。チョンタァは原子ラジオの大王の放送命令でホテルの部屋の初恋の間、純情の間、艶情の間、狂恋の間、思い出の間、とつぎつぎにさがすがブラックとマタパリのために原子ラジオまでとられてしまう、だがやがて姫の誘かいされたところをつきとめて、大格闘の末、姫をつれもどしメデタシメデタシで、チョンタァは祝いの酒でぐっすりねむる。「オイ、起きろ、蝶太」という声でハッと目をさますとそこはワラ小屋で、権兵衛さんがゆりおこしている。ハルミちゃんは、昨夜のうちに家へ帰ったそうな--、お母さんはとっくの昔死んでしまったことを知って……。牧場に--金の落葉がヒラヒラと、蝶太とハルミちゃんの肩にふりかかる。
仕様
その他
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