日本映画情報システムは、日本映画情報(1896年~2022年12月劇場公開の日本映画作品(映倫審査作品)に関する情報)を検索することが可能です。
◎こんな方は・・・
・タイトル、出演者、スタッフなど複数のキーワードに当てはまる検索結果を出したい
・複数ある検索結果を公開年順、配給会社別などに並べ替えたい
⇒【詳細検索】をご利用ください
◎検索について詳しく知りたい方は「検索システムの使い方」をご覧ください。
複数の条件を指定して、 検索するページです。
世界的にも評価が高い北野武監督作品。出演は江守徹、岸本加世子、鈴木杏、大杉漣、宝田明、木村佳乃、松坂慶子といった、豪華な役者陣。カンヌ国際映画祭60回記念企画にて『世界の映画監督35人』に日本人で唯一選ばれた北野監督が撮った壮大なるおバカな映画賛歌。
スタッフ
出演者
ストーリー
おバカな映画監督キタノ・タケシ(ビートたけし)は、次に撮る映画の内容で珍しく悩んでいた。彼のこれまでの代表作で最も得意とするのはギャング映画だったが、あろうことか「暴力映画は二度と撮らない!」と宣言してしまったのだ。後悔先に立たず、今度ばかりは心底参ってしまった。とはいえ、ヒット作を世に送り出そうと、これまで手のつけてこなかったタイプの映画に片っ端から挑戦してみることに。まずは海外の映画祭に受けそうな<小津安二郎風人情劇>。しかし今のご時勢、平凡な庶民の幸福をのんびり描く映画に客が入るわけがない。それじゃブームに便乗してノスタルジー溢れる<昭和30年代映画>。ちょうど自分の生まれ育った時代だし、誰よりもうまく料理できるはず、と思ったのも束の間、リアリティーがあり過ぎて、暴力映画よりもひどい話になってしまった。これもダメ。じゃあハリウッド・リメイクを期待した<ホラー映画>、お涙頂戴の<ラブ・ストーリー>、殺陣・ワイヤーアクション全開の<時代劇>、さらには<SFスペクタクル>などに挑む。しかしことごとく中断。悲嘆し、追いつめられた監督は、“映画を愛する”全人類に向けて「これでも食らえ!」とばかり閃いた1本の映画にとりかかることにする。金儲けのためなら何でもやる、ワル知恵だけが頼りのセコいがドジなサギ師の母(岸本加世子)とその娘(鈴木杏)。2人が目をつけたのは、政財界の大物・東大泉(江守徹)の子息らしき学生服の男。財産目当てにその男に娘を嫁がせようと目論んだのだが、実はこの男、東大泉に30年以上遣える生真面目な秘書、吉祥寺太(ビートたけし)。しかも実は貧乏な家の息子だった。そこから始まり、次々とめまぐるしく展開するあまりにも予測不可能な、空前絶後のストーリーに映画の神様もあきれ果てる。地球には天地をひっくり返す、人類史上かつてない大異変が起きようとしていた……。
仕様
その他
Copyright© 2014 文化庁 All rights reserved.