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大組織系列下の末端のチンピラと、その総長をねらう対立組織の組員との非情な生きざまを描く。「ちょうちん」の金子正次の遺稿シナリオの映画化で、共同脚本に「マリアの胃袋」の西岡琢也が参加。監督は「危ない話」(第三話)の高橋伴明。撮影は「1990牡丹燈篭」の三好和宏がそれぞれ担当。
スタッフ
出演者
ストーリー
坂上連合系列の村井組に属する勝は自分の思い描いていたヤクザ世界との掛け離れに苛立っていた。そんな時、坂上連合と対立する大日本極真会に属する修と出会った勝は、修に本物の極道の匂いを感じ取っていた。自分にはない激烈なものを持っている修に反感を抱きながらもなぜか強く惹かれる勝。そんな勝の前に無邪気さの裏に陰を持った智子が現れる。見えない糸に操られるかのように自然に抱き合う二人は、自分と似たところを相手にもみていた。一方、修は上部組織の川田組からカタギになることを強制されていた会長・橋本の胸中を察し、代理戦争を勃発させようと村井組に手留弾を投げ込むが、皮肉にもこの事件が勝にとって昇りつめるチャンスとなった。それによって一年間獄中生活を送ることになる勝だったが、出所した勝は自分を囲む状況が一変したことに気づく。組事務所のガラスを割っただけだったが、その男気を買われ坂上連合に引き上げられた勝は、着実に上昇していく。そんな時、智子と再会した勝は、智子が金のために寝る女になっていたことに驚く。そのころ川田組では危険分子となった大日本極真会を叩き潰す計画を練り、橋本を陥いれ殺害。修はその全てを坂上連合の報復と思い込み坂上に銃弾を撃ち込む。奇跡的に坂上の命は助かったものの勝の立場はもはやなく、勝はケジメをつけるために修を追い続けるが、修は川田組によって殺害される。それから間もなく坂上連合は川田組を吸収。この事実を耳にした勝は、自分と修の存在そのものが否定されたような気がした。そして体も心も傷だらけになった勝は一丁の拳銃を手に坂上連合目指して獅子王のごとく向かって行くのだった。
仕様
その他
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