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人を愛することを放棄した女と愛のない人生を送ってきた男が、誘拐という出来事を通して結ばれる様を描く。脚本は「女医肉奴隷」の大工原正泰と同作の山下久仁明「はいからさんが通る」の西岡琢也が共同で執筆。監督は「女医肉奴隷」の藤井克彦、撮影は「スペシャルONANIE」の米田実がそれぞれ担当。
スタッフ
ストーリー
中本圭介は兄貴分の大滝晃司の新聞配達を手伝いながら暮らしていた。あるとき団地の最上階から下を見ると、パン屋の前に若い女・浅野麻也子が立っていた。そばには大型の乗用車があり、彼女はフランスパンを買って乗り込んだ。圭介は麻也子の義母・加奈子と関係をもっていた。あるとき圭介は麻也の誘拐を思いつき、晃司を誘って浅野家の豪邸へ向かった。たまたま浅野雄一郎と加奈子は別荘に出かけていなかった。眠っている麻也子のそばで晃司がペーパーナイフを取るが、誤って指を切ってしまう。その指をなめる麻也子に晃司は欲情した。麻也子の部屋には数十個のフランスパンが並べてあった。そのとき別荘の雄一郎から電話が入り、麻也子は助けを求めた。圭介と晃司は麻也子を連れて逃げた。しかし、麻也子は誘拐を楽しんでいるようにも見える。圭介は麻也子から「目が似ている。人を愛したことがない目……」と言われる。雄一郎は商談のために加奈子に体を提供するよう強要していた。翌朝、圭介は別荘に電話をし、1億円の身代金を要求した。深夜の倉庫、圭介と麻也子、晃司と女友達のゆかりはそこで過ごした。圭介は麻也子を犯そうとするが彼女の優しさにふれて何もできない。翌日圭介は加奈子から意外な事実を聞いた。加奈子と浅野は籍を入れておらず、麻也子もお金で買われて一緒に住んでいるだけで娘ではないという。浅野は金など用意してはいなかった。晃司はゆかりと去り、圭介と麻也子は旅に出て、海辺のホテルで愛し合った。麻也子と付き合う男は必ず不幸になるか死んでしまうという。フランスパンはそんな男たちの墓だった。そして圭介にも同じ運命が待ち受けていた。彼はトランクが坂を転がるのを追いかけて、外車にはねられたのだ。麻也子は車から降りてくる男を睨みつけたが、すぐに微笑み返し、媚びるのだった。車に圭介の死体を乗せて、麻也子は男にパン屋があったら寄るように頼んだ。麻也子は圭介のために一番大きいフランスパンを買うつもりだった。
仕様
その他
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