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ある映画監督が、ポルシェの音に魅せられて失踪した音楽家を探して旅を続ける男の物語を完成させるまでを描く。「国東物語」の高山由紀子が原作・脚本を執筆。監督は同作の村野鐵太郎、撮影は「片翼だけの天使」の矢田行男がそれぞれ担当。
スタッフ
ストーリー
西ドイツ、ヴァイスアッハのテストコースで映画監督の立野晋太郎と俳優の島本浩は、ポルシェ959に見入っていた。立野の新作は、幻の音楽家“マサシ”を探して旅を続ける男の物語だった。メカニックなポルシェのエンジン音に魅せられたマサシはアルバム「トリナクリア」を発表した後、失踪した。世界で200台しかないポルシェを走らせればマサシは現れるかもしれない。プロデューサーのしのぶの尽力でポルシェを調達し、シュットガルドから撮影は始まった。959はドイツ、オーストリアと走り抜け、チロルを越え、イタリアへ向かった。マサシがシチリアにいることがわかったとき、突然スポンサーの化粧品会社が降りると言ってきた。この映画に欠かせない959も業者に返さなくてはならない。が、引き取りに来たヤマシタという男はスタッフの熱意に押されて、一週間だけ待ってくれることになった。ロケ隊はシチリアに入ったが、市当局に圧力がかかり撮影許可が取り消された。マサシは地元有力者の娘・レイラと暮らしていた。立野はマサシに会ったが、彼はすでに音楽家ではなかった。マサシはメカニックな音を信じるあまり、人間の音域に限界のあることに気がつき、異国へ渡って砂漠の中で神秘の世界へ入り込んでいった。それはアッサンサンという伝説の教団だったが、実態はハシシに冒されていた。立野はマサシを映画の主人公・リュウの夢の中で描き、伝説の人物として残した。映画は完成し、立野としのぶは海岸に立ってシチリアの大地を走り去るポルシェ959を眺めていた。
仕様
その他
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