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貧しくても幸福な生活を求める郵便配達をする夫と、外へ出て働きたいという妻との愛と葛藤をユーモラスに描く。脚本は「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」の朝間義隆と「思えば遠くへ来たもんだ」の梶浦政男の共同執筆、監督も同作の朝問義隆、撮影は新人の花田三史がそれぞれ担当。
スタッフ
ストーリー
南原幸四郎は函館の郵便配達で、ひと目惚れした純子と平凡だが幸福な新婚生活を送っている。ある日、純子が「牧場で働きたい」と言いだした。そこは鳥海育哉をリーダーに男女十人が働く貧しい牧場で、幸四郎と純子も恋人同志の頃は、よくそこへ行ったことがある。彼女が牧場へ行けば別居生活になる。その日から、二人の間は気まずいものとなり、話し合いは平行線のまま、純子は牧場に向った。残された幸四郎は純子のことを思って毎日を送り、一方、彼女も、予想以上につらい仕事に彼のことを偲んだ。休みの日に幸四郎は牧場を訪ね、二人の間に理解が戻ったかに見えた。幸四郎にボーナスが出た数日後、純子がやって来た。喜ぶ幸四郎に、彼女は資金難の牧場にボーナスを貸してくれと言う。幸四郎は怒り、純子は寂しく牧場に帰った。その後、幸四郎は酒びたりで、生活は荒んでいった。そこへ純子が倒れたとの知らせが入り、幸四郎は牧場に向い、彼女を寝ずに看病をした。純子は、重い物を運んでギックリ腰になったのだ。二人の間に平穏さか戻って間もなく、今度は、純子に代って仕事を手伝っていた幸四郎がギックリ腰になってしまった。二人はベッドを並べて入院となった。久しぶりの二人だけの生活に、純子は昔みたいに暮らそうと言う。しかし、幸四郎は、「愛情さえ持ち続けていれば、俺たちはうまくいくさ、だから、やりたいことをやったほうがいい」と話す。幸四郎は函館の丘を、またペダルを踏んで配達をしている。純子は今ごろ小高い丘の斜面でかいがいしく働いているだろう。
仕様
その他
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