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“夜の歌謡”シリーズ10作目。金とセックスのうごめく夜の盛り場で、唯一人純心でウェットなホステスと、組に追われて逃亡中の若いやくざとの悲恋を描く。脚本は「夜の歌謡シリーズ 女のみち」の成澤昌茂、監督は「子連れ狼 親の心子の心」の斎藤武市、撮影は「不良番長 骨までしゃぶれ」の山沢義一がそれぞれ担当。
ストーリー
新宿。母が経営しているスナック“ダニイ”で働いている三枝子は、夜の出勤の途中、若い男に、いきなりショルダーバックの中に血のついた拳銃をねじ込まれて、店の裏のトイレで待つように頼まれる。指定されたトイレに行くと、その男は血のついた手と傷口を洗っていた。男は暴力団組員で海老原五郎といい、同じ組の幹部を刺して逃亡中の身だった。やがて、五郎は三枝子を連れて町医者へ駆け込んだ。三枝子は、早く五郎の元を離れたかったが、五郎が一ヶ月の入院を要する重体だと聞かされ、彼を見捨てるわけにはいかなくなった。三枝子の母キク江は、“ダニイ”を経営するかたわら、裏では売春の斡旋をしており、三枝子までも商売道具にしようとしていたため、三枝子は母をひどく憎んでいた。やがて、三枝子は二度、三度と五郎の病院へ通ううちに、いつしか五郎に好意を寄せるようになった。初めて知った恋であった。そんなある日、三枝子は、店のマネージャーでキク江の情夫でもある若松に犯された。三枝子は母と若松を憎み泣きながら一晩中、夜道をさまよった。翌朝、三枝子が帰ると、キク江は、若松が三枝子に手をつけたことから、とり乱しショック死していた。三枝子は売春幇助で捕われ、五郎から預っていた拳銃まで発見されてしまった。彼女は突差に、その拳銃は若松のだ、と嘘をつくが、指紋から見破られてしまう。釈放された若松は、ふたたび三枝子に迫った。逃げる三枝子は無意識に庖丁を掴み、のしかかる若松を刺した。丁度その時、刑事に追われている五郎が来た。激しく抱き合う二人……。翌朝、五郎は「若松を殺したのは俺だ」と言い残すと逃げるように姿を消した。三枝子はいつまでも、五郎の面影を追って泣き佇ずむのだった。
仕様
その他
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