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作品詳細

潮騒(1971)
シオサイ

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カテゴリー
劇映画 
公開年月日
1971年09月24日 
製作会社
東宝 
配給会社
東宝 
レイティング
一般映画  
英語名
 
上映時間
88分  

伊勢の歌島を舞台に、文明に犯されない純朴な男女の結ばれていくまでの愛を描く。原作は三島由紀夫の『潮騒』。脚本は「初めての旅」の井手俊郎。監督は『「されどわれらが日々--」より・別れの詩』の森谷司郎。撮影も同作の中井朝一がそれぞれ担当。

スタッフ

製作
田中収
原作
三島由紀夫
脚本
井手俊郎
監督
森谷司郎
撮影
中井朝一
音楽
渋谷毅
美術
阿久根巖
録音
伴利也
照明
高島利雄
編集
池田美千子
助監督
大森健次郎
スチル
吉崎松雄

ストーリー

伊勢海の湾口にある歌島は、人口千四百、周囲一里に充たない小島である。人口の多くは漁師と海女である。新治は十八歳。背丈は高く、体つきも立派で顔立ちの稚さだけがその年齢に適っていた。彼は一昨年中学を卒業するとすぐ十吉の船に乗り込み、母と弟の生計を助けていた。ある日、彼が、見知らぬ少女と出逢ったのは夕暮れの浜だった。額は汗ばみ、頬は燃え、寒い西風に髪をなびかせながら、少女は暮れていく西の空を見つめていた。新治はその顔に見覚えがなかった。といって少女は他者らしい身装はしていない。新治はわざわざ少女の前を通った。少女は軽く眉をひきしめ、彼を黙殺し、じっと沖の方を見つめたままだった。翌日、新治は船の中で十吉から昨日の少女の話を聞いた。男やもめで金持ちで、しかも村一番のがみがみ親爺の宮田照吉が、一人息子に死なれたため、他所に預けておいた末娘の初江を呼びもどし、島で婿取りさせるというのだ。それから四、五日した強風の日のことであった。風のために休魚したので山の観的哨跡に薪を取りにでかけた新治は、そこで道に迷っている初江に出逢った。彼は、この幸運な出逢いに目を疑った。観点哨跡から見える景色を初江に説明しているだけで十分幸福だった。こうした何でもない偶然の出逢いは噂好きの村人を憚る理由から二人だけの秘密に変化した。給料を貰った夕方、新治は島の有力者の息子安夫が初江の入婿になるという噂を聞いた。暗い気持を抱いて家に帰った彼は給料をなくしたことに気づき、浜へ探しに戻った。その時、初江が大きく胸をはずませて彼の所へ走ってきた。給料は自分が拾ったことを告げに……。そして安夫との噂を問う新治に、初江は崩折れて笑った。新治の心に勇気が甦り、二人の唇が触れ合った。二人が会えるのは、休漁の日、観的哨跡でだった。ひどい嵐の日、少女が約束を守るかどうかということもつゆ疑わず、観的蛸跡についた新治は烈しい風と遠い潮騒の音の中で眠ってしまった。ふっと目をさました彼の前に固い乳房の少女の姿があった。お互いに裸になることで、ニ人は羞恥心を消そうとした。寄りそいながら石段を下りる二人の姿を、灯台長夫婦の娘千代子が見ていた。彼女は新治に好意を持っていた。彼女は二人の仲を他人に話すことでしか心の平静を保てなかった。千代子から聞いた話は、安夫という浮薄な若者の誇りをズタズタにした。新治と安夫は、照吉の持船である歌島丸で乗り組み訓練を受けることになった。初江の入婿は俺だと自信を持っている安夫、そして出航間際に手渡された初江の写真を胸に秘めている新治は、対立の航海を続けなければならなかった。航海も終りに近づいた頃、暴風雨にあった歌島丸は大波にのまれそうになった。人間の腕の太さ程もある命綱を身に巻きつけて浮標めがけて真暗な怒涛の中に飛び込んだのは新治だった。初江の父照吉は彼の気力を認めた。灯台で寄りそう二人は幸福だった。少女は自分の写真が若者を守ったと考え、そして若者はあの冒険を切り抜けたのは自分の力であることを知っていた……。

仕様

  • カラー/モノクロ: カラー
  • 映写フォーマット: フィルム /35mm /スタンダード(1:1.37)
  • サウンド: モノラル

その他

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