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「野良犬(1966)」の藤本義一がシナリオを執筆し、「ごんたくれ」の村野鐵太郎が監督した“犬”シリーズ第八作目。撮影はコンビの上原明。
ストーリー
鴨井大介はギターを片手に流して歩いていたが、その美声は界隈の評判で、キャバレーの社長が是非ステージに、と頼みにくるほどだった。しかし、大介は競輪予想屋の常さんや、運転手の山本五郎と、ボロアパートで暮しているのが好きで、そんな話を断っていた。その頃、もとやくざの九十九会組長白井金造が、五郎を運転手に雇って関西までドライブに行った。五郎にとって、白井から貰った五万円は女房玉子の出産費用にあてるものだった。一方、大介は出産間近い玉子の世話をしていたが、その頃、大阪で三千数百万円の強奪事件が起った。そして五郎の運転していた車が大破炎上し身元確認の困難な焼死体が一個残された。身につけていた物から大阪府警は死体を白井と認め、白井が強盗事件に関連していることから、五郎を強盗殺人犯として指名手配したのである。東京でそれを聞いた大介は驚いてしまった。この事件を担当する木村刑事は大介とは顔なじみで、二人は協力して事件を究明することにした。大介は木村からクラブ「ハバナ」が麻薬と関係がありそうだと聞かされた。大介は「ハバナ」と新興宗教の天心精霊会の関係が麻薬で結ばれていることをつきとめた。そんな時、大介は五郎が生きていることを知った。五郎は白井に身替り犯人にされそうになり逃げ回っていたのだった。また、焼死体は白井でなく天心であり、白井は頭巾を被って天心に化けていたのである。すべてを知った大介はハジキ片手に精霊会に乗り込んだ。それを見た白井たちは必死に防戦につとめたが、大介の敵ではなく、大介の見事な曲射ちの前に倒れてしまった。その頃病院の一室では、玉子が無事に出産した。その周りで、強盗殺人犯の容疑の晴れた五郎や、常さんたちが喜びの声をあげていた。
仕様
その他
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