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円地文子の同名小説を、「潮騒(1964)」の須藤勝人が脚色、「黒い賭博師」の中平康が監督した風俗もの。撮影もコンビの山崎善弘。
出演者
ストーリー
同僚幹子の結婚式に出席した鶴川島子は、ふといつのまにか婚期を逸して三十歳となったわが身を顧りみた。母や姉弟の面倒を見て内気だった島子が、新聞広告でみつけた戸野辺力結婚相談所を訪ねたのは、あせりが心の片隅にあったからだ。女所長力のすすめで、二人の男性を紹介された島子は、話が思い通りすすまぬまま力の紹介で果樹園を経営する初老の男日高に会った。父親のような慈愛に魅かれた島子は、その夜、日高と夜を過した。だが数日後、日高に妻子があることを聞かされた島子は、力から無断外泊を叱責されながら愕然とした。そんな時力の事務所に勤める朝子が、結婚相談所の内情を暴露した。力は幾人かの用心棒を雇い、狂言見合用の役者にしたて、金を受けとっていたのだ。島子は、力にめをつけられたカモであった。事実を知ってヤケになった島子は、力のいいなりにコール・ガールとして働くことになった。その頃、東京駅で島子は、知人高村にめぐりあい、彼のフィアンセとして、高村の情婦京子と鉢合わせをした。その後浜名湖に誘われるまま、日高と来た島子は、日高が公金横領犯人であることを知り絶望した。そんな島子に力は、山で遭難して発狂した青年、鎌田秋宏の相手を命じた。翌朝鎌田夫人に五十万円相当のヒスイをもらった島子は、自分の退職金を合わせて高村のアパートに急いだが、高村は京子と無理心中した後であった。呆然とした島子は、途中トラックにはねられ、病院に入った。その間、力の事務所は警察の手入を受けていた。最後の愛情を賭けた高村の思い出を抱いて、浜名湖に来た島子を、親友幹子のはからいでかつての会社の上司で、男やもめの薄田が待っていた。島子の顔に久しぶりに笑みが浮んだ。
仕様
その他
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