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「人斬り市場」の井手雅人のオリジナル・シナリオを「アスファルト・ガール」の島耕二が監督した喜劇。撮影もコンビの小原譲治。
出演者
ストーリー
沖三吉は、北海道で生れ父のひく汚ない馬車の中で育った。沖三吉の夢は、一千万円もするという毛並のよい馬をもつことだった。三吉は、人生の目的をとにかく一千万円を造ることに置いた。大滝組の幹部岩佐の誘いで、親分宗三郎の病気中、大滝組に入ったのも、あわよくば、大滝組を手中に納めることができるからだった。三吉のやり方は、やくざの仁義や斬り合いではなく、頭脳的に物事を処理してゆくことだ。三吉が最初にぶつかったのは、五味という赤紙聞の社長で、彼は、市長と組で中学校建築の汚職をやっていた。この事実を握った三吉は五味の弱味につけこんで、丁度榊組と大滝組の間で争っていた砂利採掘の権利をわがものにした。だが砂利だけでは一千万円には程遠い。こまかいかせぎもやらなければならない。インチキ賭博、予想屋など。おもしろいのは示談屋だ。高級車をみつけては、高価なものをぶつけて弁償金をもらう。しかし、一千万円は遠い夢だった。金は馬が他所へ売られる前に造らねばならない。恋人のりゅう子に頼んで融通してもらった。りゅう子はやくざをやめることを条件に金を出してくれたが、三吉は大滝のお嬢さんユキにも惚れられていることが判ったので、いまさら、ひきさがる訳にはゆかなかった。特に岩佐がユキに夢中になっているのを知っては尚更だ。その頃、砂利採掘の権利証を榊大造が大金でひきとってくれたので、三吉は、馬を手に入れることが出来た。怒ったのは岩佐だ。名儀を書き換えたのが判ったからだ。岩佐は榊からピストルを貸りると、三吉と対決しようとした。だが三吉は馬をつれて、お先に高飛びしようと思ったのだが、厩舎で待ちぶせしていた岩佐のピストルに、三吉はあっけない最後を遂げてしまった。
仕様
その他
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