日本映画情報システムは、日本映画情報(1896年~2021年1月劇場公開の日本映画作品(映倫審査作品)に関する情報)を検索することが可能です。
◎こんな方は・・・
・タイトル、出演者、スタッフなど複数のキーワードに当てはまる検索結果を出したい
・複数ある検索結果を公開年順、配給会社別などに並べ替えたい
⇒【詳細検索】をご利用ください
◎検索について詳しく知りたい方は「検索システムの使い方」をご覧ください。
複数の条件を指定して、 検索するページです。
前作に続き桜井康裕が脚色し、「犯行現場」の阿部毅が久々に監督。撮影は「命みじかし恋せよ乙女」の宗川信夫。第二部はホームドラマの形式をとりながら性の問題を描いている。
出演者
ストーリー
吉川政之はもと官吏だったが今はある会社の守衛である。彼の家には妻と洋一、文子の長男夫婦、新婚の久夫、敏江の次男夫婦と、目下恋愛中の三男祐三が雑居している。その上、結婚生活のいさかいから子供を連れて長女美佐子までが同居してきた。久夫たち若夫婦はまだ一泊を残して新婚旅行から帰って来た。政之たち老夫婦は旅先で何かあったのではないかと心配したが、その原因も初夜における久夫のふと洩らした言葉使いの不注意とあって、この新婚夫婦はすべてを諒解し合ったが、狭い家の部屋作りだけが心配の種である。ある日、美佐子の夫奥野が彼女を迎えに来たが、夫の浮気を許せない彼女は頑として帰ろうとしない。一方、久夫は共稼ぎの敏江が妊娠と知ってあわてた。かといってアパートを借りるには経済が先に立ち、政之老夫婦は、切実に家の問題に頭を悩ました。ところが三男祐三は、兄達の苦労も何処吹く風、女子学生ひろみと、友人のアパートを留守の間だけ借りて同棲生活を楽しんでいる。洋一は同業者の集いを妻にせがまれ、温泉旅行に同行したが、所詮は酔払いの集まり、夫婦だけの楽しみを望んだ文子の考え方にムリがあった。そのせいか、早々家に帰った文子は、居候で低姿勢の美佐子とささいなことから口論。はては敏江までその渦にまきこまれるしまつだった。そんなことから家中の空気はとげとげしくなった。そんな時に、裕三とひろみの心中事件が突発した。裕三はひろみを真底から愛していた。不真面目な愛情関係でなかっただけに、裕三に対する周囲の眼は暖かった。この事件は吉川一家に不安と驚きを与えたが、これを機に再出発の兆しが見えはじめた、洋一はマーケットの出店の方に移っていった。敏江は勿論、久夫の子を産むだろう。政之老夫婦はこれからの老後を楽しんで送るだろう。美佐子は夫の許に帰るのがやはり妻の幸福だと心に決めるのだった。
仕様
その他
Copyright© 2014 文化庁 All rights reserved.